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リグロスとは?(歯周組織再生療法)

リグロスとは?

リグロス

「リグロス」とは、歯周病の治療に使われる薬剤です。歯周病の治療薬は多数ありますが、このリグロスを使用することで「重度の歯周病でも歯を抜かずに済んだ」というケースが見られるようになってきました。

このページでは、「リグロスとはどんな薬剤なのか」、「リグロスの効果」、「健康保険は使えるのか」、「リグロスを使った治療を受けられる病院」などについてご紹介いたします。

まずは、歯周病について知りましょう

歯周病はお口の中の2大疾患のひとつで、歯を失う要因としては第一位の病気です。そして、日本の成人の約8割がかかっていると言われる国民病でもあります。

お口の中には、全部で28本の歯が存在しています(親知らずを除く)。それぞれの歯の根っこはあごの骨の中に埋まっており、あごの骨と歯の根っこをつなぐ「歯周組織(ししゅうそしき)」によって支えられています。歯周病は、この歯周組織が歯周病菌によって破壊されてしまう病気です。歯周組織がなくなると歯を支えることができなくなりますので、最終的には歯が抜けてしまうのです。

歯周病は、その原因となる歯周病菌を取り除く治療をすることで、進行を止めたり、症状を改善したりすることはできます。しかし、歯周病によって破壊された歯周組織は、自然に元の状態へ戻ることはありません。

歯周病の進み方
歯肉炎
軽度歯周炎
中等度歯周炎
重度歯周炎

歯周病は、その原因となる歯周病菌を取り除く治療をすることで、進行を止めたり、症状を改善したりすることはできます。しかし、歯周病によって破壊された歯周組織は、自然に元の状態へ戻ることはありません。

歯を支える組織を再生する「リグロス」

歯を支える歯周組織は、そのまま放っておいても再生することはありません。そこでこの歯周組織の再生に効果が期待できる薬剤として開発されたのが「リグロス」です。

リグロスは歯周病の進行によって破壊された歯周組織を再生する効果があります。リグロスを使った「歯周組織再生療法(ししゅうそしきさいせいりょうほう)」という手術を伴う治療をすることで、組織の再生が可能となるため、歯周病によって歯が抜けてしまうことを防ぐことができます。

リグロスの実績

リグロスは、医科分野においてやけどなどで失った皮膚の再生に使用されている薬剤と同じ成分でできています。2001年から使用が開始され、実に20年近い実績があり、信頼性は確かです。

歯周病治療に使われるリグロスは、医科分野で使われている薬剤の濃度を歯科用に変え、歯を支える歯周組織を再生するための薬剤として誕生しました。

リグロスの効果

リグロスはトラフェルミンとも呼ばれ、主成分は「bFGF」というタンパク質です。リグロスがなぜ破壊された歯周組織を再生できるかというと、「bFGF」が骨や筋肉などの細胞の増殖や分化を促して、成長させるタンパク質だからです。

さらにリグロスには、血管を新たに作り出す作用(血管新生作用)が含まれていますので、歯ぐきやあごの骨といった歯を支える組織をしっかりと再生させられます。

リグロスの効果で抜歯を回避

リグロスの効果は、お口の中の歯周病菌を減らした後に発揮されます。破壊されてしまったあごの骨の部分に直接塗布すると、その部分のあごの骨が再生され、歯を支えられるようになるのです。抜歯を回避できるため、ご自身の歯を残せる可能性が高くなります。

歯周病の進行を食い止める効果も

また、歯周病により歯がグラグラと揺れてしまっている場合にもリグロスは効果的です。歯が揺れるとあごの骨に過度な負担がかかり、病気の進行に拍車をかけてしまいます。しかしリグロスの効果で歯の揺れが治まれば、歯周病の進行を食い止めることができます。

患者さんの負担を軽減!リグロスの効果

さらに、リグロスを使った再生治療は、歯が揺れていることで生じる痛みや不快感、しっかり噛めないというような患者さんのご負担も軽減できます。

このようにリグロスの効果は、重度の歯周病であっても歯を抜かずに済んだり、歯周病そのものの進行を食い止めたりできる可能性をより増すことができます。重度の歯周病でお悩みの患者さんにとっては、まさに朗報と言えるでしょう。

リグロスは保険診療で受けられる

重度の歯周病にかかってしまった患者さんにとって、リグロスを使った歯を支える組織(歯周組織)の再生療法はまさに朗報と言えます。しかし中には、「そんなに効果を期待できる治療なら、費用も高額なのでは? 保険は適用できないのでは?」とご不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

リグロスは、治療費のご不安を抱える患者さんにも優しい薬剤です。リグロスは保険適用対象ですので、健康保険を使って治療することができます。通常の保険診療と同様に、患者さんの費用負担が治療費の3割で済みますので、費用の心配が少ない状態で治療に専念いただけます。

歯を支える組織の再生療法に使える薬剤には、ほかにも「エムドゲイン」というものが存在します。しかしエムドゲインを用いた治療には、健康保険を使うことができません。リグロスは、歯科の再生治療において健康保険が使える唯一の薬剤なのです。

歯を支える組織の再生療法は以前から、重度の歯周病でも歯を抜かずに済む有効な治療法でした。しかしこれまでは保険適用で使える薬剤がなく、患者さんの経済的負担が大きいというデメリットがあったのです。しかし現在、保険治療で使えるリグロスが誕生したことで、より多くの患者さんに少ない経済的負担で治療を受けていただけるようになりました。

当院は、ひとりでも多くの患者さんに歯を支える組織の再生療法をご提供したいという思いから、患者さんにとってメリットが大きいリグロスを導入しています。

リグロスの適応症と禁忌症

ここまでご紹介してきたように、リグロスを使った再生療法は素晴らしい治療です。しかし、すべての患者さんにとってベストな治療というわけではありません。

ここではどんな患者さんが適応となり、どんな患者さんには不適応あるいは禁忌なのかをご紹介いたします。

リグロスの適応症

  • 歯周病の基本治療が終了している方

リグロスによる再生療法は、ご来院いただいてすぐに行えるわけではありません。歯周病の根本原因である歯周病菌(プラークや歯石)を除去する「歯周病の基本治療」を済ませて、歯ぐきを健康な状態にしてからでないと、リグロスの効果が発揮できないからです。

薬剤の効果をしっかりと活かすためにも、歯周病の基本治療が終わった患者さんを対象としています。

  • 特定箇所のあごの骨が縦方向に深く破壊されている方

専門的な言い方をすると「垂直的骨欠損(すいちょくてきこつけっそん)」という状態です。これは歯周病の進行によって、あごの骨全体が破壊されているのではなく、ある特定の箇所のあごの骨が縦方向に深く掘り下げられるように破壊されている状態を指します。このような状態で歯周病が進行している場合は、悪化の速度がとても速いと言われています。

こうした状況は、リグロスが効果を発揮しやすいケースです。リグロスの持つ再生能力によって、あごの骨を再生し、歯周病の進行を緩やかにしたり食い止めたりできます。

  • 喫煙していない方

喫煙習慣の無い方は、そうでない方に比べてリグロスの効果が出やすいと言われています、実際に当院の治療実績を振り返っても、タバコを吸っていない方のほうがしっかりと効果が出ているという事実が確認できます。喫煙なさっている患者さんの場合、治療効果は限定的とお考えください。

リグロスの禁忌症

  • 癌(がん)の既往歴のある方

リグロスは組織の再生作用が大変強いため、正常な細胞と同時に癌(がん)細胞も活性化されてしまう可能性があると言われています。そのため、癌(がん)の既往がある方には向いていません。

リグロス?エムドゲイン?再生療法の種類とは?

歯を支える組織を再生する「歯周組織再生療法」には、「リグロス」や「エムドゲイン」といった薬剤を使用する方法、骨を移植する方法など、さまざまな種類があります。

歯周再生療法の種類

組織の再生効果のある薬剤(リグロスやエムドゲイン)を使用した治療

ご自身の骨を採取して、移植する「骨移植術(こついしょくじゅつ)」

GTR膜という人工膜を使って組織の再生を促す「歯周再生組織誘導法(ししゅうそしきさいせいゆうどうほう)(GTR法)」

当院では、上記の中から患者さんのお口の状況に合わせ、より効果が見込める治療法をご提案しています。ケースによっては、複数の方法を組み合わせた治療法をご提案することもございます。

このうち(1)組織の再生効果のある薬剤を使用した治療、では、リグロスを使う場合とエムドゲインを使う場合があります。これまでに「リグロスは保険治療で使え、エムドゲインは保険治療では使えない」とご案内しました。では、保険適用のほかにどのような違いがあるのでしょうか。歯を支える組織(歯周組織)が再生されるメカニズムと一緒に、両者の違いについてご説明いたします。

歯周組織再生のメカニズム

歯を支える組織である「歯周組織」は、歯肉(しにく)、歯槽骨(しそうこつ)、歯根膜(しこんまく)、セメント質という4つで構成されています。それぞれを詳しくご説明すると次のようになります。

歯周組織について

  • 歯肉:歯ぐきのこと
  • 歯槽骨:歯を支えるあごの骨のこと
  • 歯根膜:歯と歯槽骨(あごの骨)をつなぐ薄い膜で、噛みごたえを感じたり、噛むときにかかる力を分散させて歯槽骨を守る役割がある
  • セメント質:歯の根っこの表面を覆っており、歯と歯根膜をくっつける役割がある

歯周組織再生療法は、この4つからなる歯周組織を再生する治療です。歯周組織再生療法で特に重要なのは歯根膜の再生で、歯根膜を再生できないと歯槽骨(あごの骨)の再生もうまくいきません。そのため、歯根膜にもともと備わっている再生能力を活性化させるリグロスやエムドゲインが使われるのです。

リグロスとエムドゲインの違い

リグロスとエムドゲインには、歯根膜の再生能力を活性化させる効果があるとご紹介しました。これに加えリグロスには、

  • 骨細胞を刺激し、骨が持っている血管を作る能力を増強する
  • 骨の中にある再生能力のある細胞を活性化する

といった効果もあります。

リグロス治療の流れ
治療前
リグロス投与
血管の再生
歯周組織の再生

一方、エムドゲインにはこうした追加の効果がないため、リグロスの方が再生効果を期待できると言われており、学術論文としても発表されています。 

ただし、リグロスは強い効果ゆえに起こる副作用もあることを忘れてはいけません。リグロスはエムドゲインに比べ、治療後の腫れや痛みがやや大きいというデメリットが確認されています。

リグロス・エムドゲインの費用

リグロスを単体で使用した治療 保険治療
リグロス+骨移植術、または、GTR法 120,000~180,000円
(税込み132,000~198,000円)
エムドゲイン
(骨移植術、GTR法を併用する場合もあります)
100,000~160,000円
(税別110,000~176,000円)

リグロス治療が失敗に終わる要因

歯を支える組織の再生に有効なリグロスですが、残念ながら歯周組織再生療法が失敗に終わったり、効果が少なかったりすることもあります。その要因は大きく3つにわかれます。

リグロス治療が失敗に終わる3つの要因
  • 治療を担当する歯科医師の知識や技術が未熟であること
  • 患者さんのご協力をいただけないこと
  • 歯周組織が治る力が少ないこと

実は、歯周病は生活習慣病の一種です。そのため、ご自宅でのケアをしっかりと行わなければ、いくらリグロスを使用した歯周組織再生療法を行っても歯周病は改善しません。その結果、治療が失敗に終わってしまう可能性があります。

歯周組織再生療法を成功させるために必要な「患者さんのご協力」とは、歯とお口のセルフケアをしかりと行っていただくことです。歯ブラシでの清掃はもちろん、歯と歯の間を清掃する歯間ブラシ、デンタルフロスを使用したプラークコントロールなどをきちんと実施していただくことが、治療を失敗させないために不可欠な条件なのです。

セルフケアというと、患者さんの行動に任せきりな印象を抱く方もいらっしゃるかもしれません。当院はご自宅で行っていただくケアについても、しっかりとフォローをいたします。ご来院いただいた際には歯周病菌を取り除くための歯のクリーニングや歯石除去をしっかりと行い、さらにご自宅でのケアや生活習慣、そして食事指導についてもアドバイスを差し上げています。

「歯周組織が治る力」は、年齢が若い方、またタバコを吸っていない方が高い傾向にあります。ですが、歯ぐきや骨の性質によっても異なり、これは患者さん個々によって違いがあるものです。また、治療を行う部位(上の歯なのか、下の歯なのか等)によっても異なるので、お気軽にご相談ください。

歯科医院と患者さんとが、二人三脚で歯周病治療を進めていくこと。それがリグロスを使用した歯周組織再生療法を失敗に終わらせない一番のポイントだとつゆくさ歯科院は考えております。

つゆくさ歯科医院は、名古屋でリグロスの治療ができる病院

これまでにご紹介したリグロスを使用した歯周組織再生療法は、名古屋市の「つゆくさ歯科医院」で治療を受けていただくことが可能です。

歯周組織再生療法は手術を伴う難しい治療法ですので、どこの病院・歯科医院でも治療を受けられるわけではありません。治療に対する豊富な知識や技術、そしてセルフケアへのしっかりしたフォロー体制を持った歯科医院だからこそ成功する治療だと言えます。

名古屋にある「つゆくさ歯科医院」の院長、小塚歯科医師は「歯周病専門医・指導医」の認定を受けております。これは日本歯周病学会が認定する資格で、学会での治療成果発表など、歯周病に対して常に新しい知識を取り入れ、治療成果を上げ続けなければ認められないものです。資格の保持には5年ごとの更新が必要ですので、一度取得して終わりではなく、知識・技術の両面を日々向上させて行く必要があります。そのため、日本歯周病学会の会員全体の2.5%しか保有者がおりません。歯周病のプロフェッショナルとして、次世代を担う歯科医師たちの育成も認められています。

その小塚歯科医師の丁寧な指導の下で勉強し、技術を認められた歯科医師だけが、当院でのリグロス治療を許可されています。歯周病のスペシャリストが患者さんのお悩みを受け止め、しっかりと治療をいたしますので、ご納得の行く治療を受けていただけることでしょう。

当院は少しでも治療効果のあるものを患者さんにご提供したいと常に考え、平成30年4月ごろにリグロスによる歯周再生療法を取り入れました。それから令和元年8月まで、すでに50症例以上の治療を行っております。その結果、外科的な処置を伴う歯周病治療の技術や知識がさらに増し、患者さんのお口の中の状態に合った薬剤や方法をご提案できるようになっています。

外科治療を行う設備が整っています

当病院は、リグロスを使った治療を行うための以下のような設備が整った歯科医院です。

歯科用CTも揃えたレントゲン室です

歯科用CT

あごの骨など歯を支える歯周組織を、3次元で確認できる機械です。CT検査を行うと、より精密にお口の中の状態を把握できます。リグロスを使った治療は外科的処置を含みますので、しっかりと適切に治療を成功させるためにも欠かせない機器です。

エルビウムヤグレーザー

「エルビウムヤグレーザー」は殺菌効果があるレーザーです。歯周病菌を殺菌・除去でき、歯周病菌に感染した病巣を残すことなく除去できるメリットも持っています。

拡大鏡(歯科用ルーペ)

当院では「拡大鏡」という歯科用のルーペを使って、患部を5倍以上に拡大視して治療を行っています。肉眼よりもずっと細かく観察することができますので、より精密な治療が可能になります。

リグロスを使用した歯周病治療は、重度の歯周病患者さんにとって、歯を抜かずに治療できる画期的な治療法です。当院では治療前から治療後まで、徹底して丁寧な治療やケアをご提供しております。歯を抜かなければならないと診断された方や、歯周病でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。 

リグロスの普及活動を行っている院長

小塚院長はリグロスを開発した「科研製薬」でも、これまでの治療効果などを含めたリグロス治療についての講演を行っています。

また、名古屋市緑区の歯科医師会でも、リグロス治療についての講演を依頼され、講演を行ったこともありました。

リグロスを用いた歯周組織再生療法は、歯周病で歯を抜かなければならない方にとって救世主ともいえる治療法だと思っています。メリットの多い治療法をたくさんの方にご提供したい、そんな思いもあり講演を行っています。

リグロス治療・エムドゲイン治療、症例のご紹介

症例A(エムドゲインと骨材やGTRの併用症例)
  • 主訴
    歯ぐきの腫れ
  • 行った治療の詳細
    歯周組織再生療法(エムドゲイン+Bio-oss)
  • 治療期間
    1年2か月
  • 治療にかかった費用
    歯周組織再生療法:120,000円(税込み132,000円)
    セラミッククラウン:1歯100,000円(税込み110,000円)
症例B(エムドゲインと骨材やGTRの併用症例)
  • 主訴
    歯が揺れる
  • 行った治療の詳細
    歯周組織再生療法(エムドゲイン+Bio-oss+Bio-Gide)
  • 治療期間
    2年
  • 治療にかかった費用
    歯周組織再生療法:120,000円(税込み132,000円)
    セラミッククラウン:1歯100,000円(税込み110,000円)
症例C(エムドゲインと骨材やGTRの併用症例)
  • 主訴
    歯ぐきの腫れ
  • 行った治療の詳細
    歯周組織再生療法(エムドゲイン+Bio-oss)
  • 治療期間
    1年3か月
  • 治療にかかった費用
    歯周組織再生療法:120,000円(税込み132,000円)
    保険治療による補綴治療
症例D(エムドゲインと骨材やGTRの併用症例)
  • 主訴
    歯ぐきの腫れ
  • 行った治療の詳細
    歯周組織再生療法(エムドゲイン+Bio-oss)
  • 治療期間
    1年3か月
  • 治療にかかった費用
    歯周組織再生療法:120,000円(税込み132,000円)
    保険治療による補綴治療
症例E(リグロスのみの症例)
左下奥歯
右上奥歯
左下奥歯
左上前歯
  • 行った治療の詳細
    歯周組織再生療法(リグロス)
  • 治療期間
    1年
  • 治療にかかった費用
    保険治療
症例F(リグロスのみの症例)
  • 行った治療の詳細
    歯周組織再生療法(リグロス)
  • 治療期間
    7か月
  • 治療にかかった費用
    保険治療

治療名:エムドゲイン法(歯周組織再生療法)
治療の説明:重度の歯周病によって破壊された歯周組織をエムドゲイン・ゲルという薬剤を使用して、再生させる治療法です。
副作用:完全に組織が元通りになるわけではありません。組織が再生するまで数か月かかります(期間は個人差があります)。手術後に、痛みや腫れ、出血を引き起こす可能性があります。喫煙している方は期待通りの効果を得られない場合があります。

治療名:GTR法(歯周組織再生誘導法)
治療の説明:重度の歯周病によって破壊された歯周組織をメンブレンと呼ばれる人工膜を使用して、再生させる治療法です。
副作用:完全に組織が元通りになるわけではありません。組織が再生するまで約4~6週間かかります。健康な状態になるには約数か月~1年かかります(期間は個人差があります)。(非吸収性メンブレンの場合)約1~2か月後に膜(メンブレン)を取り除くための手術をもう一度受ける必要があります。手術後に、痛みや腫れ、出血を引き起こす可能性があります。喫煙している方は期待通りの効果を得られない場合があります。

治療名:骨移植術
治療の説明:歯周病で骨が失われた部分の歯ぐきを切り開き、中に人工骨(骨補填材)や移植骨を入れて、骨の量を増やす治療法です。
副作用:手術後に、痛みや腫れ、出血、合併症などを引き起こす可能性があります。個人差により、予定量の再生ができない場合は再手術が必要になる場合があります。組織が再生するまで数か月の期間がかかります。

Dr.小塚

この記事の著者

医療法人 つゆくさ歯科医院
院長 小塚義夫

院長 小塚義夫

患者さんのお悩み、お話しを最後までしっかりと聞いて
患者さんが本当に望む治療を提供できる歯科医院を目指しております。
名古屋市緑区の歯医者・つゆくさ歯科医院へどうぞ安心して何なりとご相談いただければと思います。