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歯周病学の歴史を学ぶ

H26年9月21日

先日、日本のスカンジナビア派ペリオのドン、岡本浩元教授(奥羽大学歯周病学講座)の話を聞きに行ってきました。

岡本先生は世界の歯周病学のトップのLindhe教授のもとで修業し、実際スウェーデンでも臨床や実験をされていた方です。

講義の中で、Lindhe教授の経緯の話がとても面白く、この場をかりてまとめていきたいと思います。

Lindhe先生はLund大学をトップ3の成績で卒業し、H.Bjorn教授に師事しました。

H.Bjorn教授はダブルライセンス(医科と歯科両方の免許)をもっており、元整形外科医の口腔外科医で、骨移植や歯肉移植の先駆者とされています。

Lindhe先生はH.Bjorn教授より歯周病学講座を大学に作る為に、Lindhe先生にアメリカで著名な歯周病学の教授のもとで留学するよう命令しました。

そして、まずLindhe先生はアメリカの著名な歯周病の教授達めぐりをしました。

まず、Glickman教授のもとで歯肉切除術を学び、その後、ボストン大学のGoldman教授のもとに行き、Flapおよび骨整形を学び、ニューヨーク大学でStahl教授のもとで歯肉掻爬術を学び、コロンビア大学のGottsegen教授のもとでノンサージェリーを学び、ミシェガン大学のRamfjord教授のもとでWMFを学びました。

これらのアメリカの著名な教授達は険悪な仲となっており、本来であればどこかに所属するとほかの教授の話は聞けないことがほとんどであったが、Lindhe先生は外国人だったことと、H.Bjorn教授の推薦があったため、それぞれの教授の手の内をしっかりと見ることができたとのことです。

Lindhe先生は、学ぶ先で全て異なる手法が用いられ、しかし同じように治癒していたことに大変驚いたそうです。

そこでLindhe先生が気づいたことは、プラークさえしっかりと除去できればどんな手法を用いようが生体は治ることに気がついたようです。

よって、Lindhe先生はプラークコントロールを中心とした歯周病治療が重要であり、その考えのもとスウェーデンのイエテボリで歯周病学の教授(当時最年少の32歳)となりました。

その後、Lindhe教授は若くして教授となったこともあり、画期的な人事を行い、ストックホルムの郊外で開業していたLindhe教授より19歳年上のNyman先生を助教授として迎え、歯周補綴や咬合性外傷の研究や、GTRやGBR、エムドゲインなど現在の歯周組織の再生療法のパイオニアとなりました。

また、イエテボリの解剖学のブローネマルク教授とインプラントの研究も行い、インプラントの影のパイオニアとしても活躍されたそうです。

以上

歯周病の教科書に出てくる超有名な先生達だけでなく、インプラントの開発したブローネマルク教授までもがLindhe教授と何かしら関係があったことはとても驚きでした。

Lindhe教授の帰納法的発想でプラークコントロールが歯周病治療の根源と導き出されたことは本当に凄いことだと思います。

教科書には載っていない歴史の話、とても面白かったです。

院長 小塚義夫
  • 歯学博士
  • 歯周病専門医
  • 国際インプラント学会
    認定医
  • 精密義歯(BPS)クリニカルの国際認定医

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